自分らしく。

不倫じゃなくて恋だった。あなたを好きになったこと後悔してないよ。

第3話 ちょっとした火遊び



焼肉屋で初めて会って
もしタイプじゃないとか
気に入られてなかったら
これで終わりだろうなーって
思ってたけど
バイバイしたその日の夜に
ラインがきた


「また会いたい」


そりゃキュンキュンしちゃうよね
この歳で 



こんな彼とのやり取りや
会う日が少しづつ増えていく
出張でもないのに出張を装い会う約束を何回もした
ただ会いたかったから
自分から会いたいとは絶対言わない 
相手に言わせる感じで



一緒に花火をしたり
何気ない会話が楽しくて仕方なかった
その中で自分の本当の年齢や子どもがいる事。。。
言わなきゃいけないって
何度も何度も思った



しかし
こんな関係がずっと続くわけない!と
そんな変な自信があった



私は飽き性でなんでも長続きしない
彼だって1年もしないうちに
飽きて連絡もしなくなるだろう
そう思っていた
本当にそう思っていた
今が楽しかったらそれでいい


そう思いながら気づけば
半年が経っていた
 


何度一緒に遊んでも


彼はキスもしてこない


手も握ってこない


そういえば、さわられてもいない
それに気づいた



そんなある日
彼を自分が泊まっているホテルに呼んだ
毎回、結構な回数泊まりに来て
出会って7か月目でやっとキス
出会って8か月目で1つになった



もちろん、宿泊代は毎回ワタシ
全然それでよかった
彼には旅費で宿泊代が出ると嘘を言っていたから
もし、私が払っていると言えば
彼は泊りに来ないかもしれない


よく覚えていないけど
当時はいろんな意味で
嘘だらけ


私が出張やニセ出張のたび
彼とそのシステムで会うようになった
お金はもちろんカツカツ
でもそれでよかった



彼のお給料は
1日1万ちょっとと言っていた
月に約30万くらいもらっているハズ
(土日仕事の時もあったようなので)
なのにいつもお金をあまり持っていない
釣りが好きで道具などをよく買っていたから
物凄い浪費家なのだろうと思ってた



こんな関係が1年近く続き
自分たちの関係ってなんだろうと考えるようになった
なぜ彼は付き合おうって言わないんだろう
こんなに毎日連絡とって
会ってるのに。。。。。



私は子どもがいるし
年齢は7つも上だし、、、
彼に本当のことを伝える
勇気がなかなかでなかった


だってまだ
続くわけがないと思っている自分がいて
終わるまで隠し通そう!
そう思っていて



でも
それでも、彼との先を考えるようになっていた