自分らしく。

不倫じゃなくて恋だった。あなたを好きになったこと後悔してないよ。

心のどこかで


 連絡こないかなーって
 思ってる


 
 自分から離れたのに
 今でも彼と私は本物だったって
 そう思ってる
 そう思いたい


 
 でも
 やっぱ都合のいい女だったのかな

亡くなったスージーが言ってた


 亡くなったばーちゃん
 名前がスギヱだから
 あだ名はスージー


 
 「宿命」は変えられないけど
 「運命」は自分で変えられるって



 当時はよく意味がわからなかったけど
 今は少しわかる気がする





 女として生まれたのは「宿命」
 (あ。私オンナです)
 今まで苦しい思いしてきた出会いは「運命」
 になるのかな。。?


 誰だって自分の先がわかってたら
 自分の明日がわかってたら
 自分が幸せになれる選択を前日までにするよね


 それができないから
 「運命」という言葉があるのかな?
 



 これから先
 どれだけの運命に
 遭遇するんだろう


 その運命が
 どれだけ自分にプラスになるんだろう
 


 スージーが言った言葉が
 ずっとモヤモヤしてて


 ばーちゃんは
 自分の力で人生を切り開いて行けって
 言いたかったのかな?


 ねぇ
 スージー
 教えてよ

第2話 疑似恋愛



「おはよう」から「おやすみ」まで(ライオン?笑)
毎日やり取りをしていた。電話もした


夜に電話があるときは、子どもの声が聞こえないようにベランダで話した



私には当時、中2、小1、年少さんの3人の宝物がいたから
下の女子2人がうるさい時は
わざと電波が悪いフリをして電話を切った
だって30歳独身の設定だから 笑


そんなやり取りが数か月続いた
久しぶりのドキドキに少し調子に乗ってる自分がいたなぁ
声もちょと可愛く?してみたり?
キモチワル 笑
 



仕事でよく出張することがあった
そんな話をしている時「会おう」ということになって
1回目は私が出張後の飲み会で酔っ払って寝てしまい
ドタキャン。笑



それでも彼は怒ることなく
ラインでのやり取りは毎日続いた
なんかガツガツしてないとこがいいなーって思った




その後の出張の時
私は仕事の飲み会には参加せず彼と焼肉に行くことにした
彼と初めて会う日だ!



全く期待していなかった
だって多分ヤンキーやし
むしろ、一緒に居たくなくなった時の逃げる準備を考えていたくらい笑


私が宿泊するホテルまで迎えに来てくれた
現地集合でよかったのに。。。
自分の車があったほうが逃げれるから 笑



「ついたよ!」って連絡がきた。
ドキドキしながらフロントに鍵を渡し
外に出た
ドキドキ


黒い四駆の車に格好もラフなTシャツ、ジーンズだった気がする
いたって普通
ヤンキーを想像していたから
アレ。。。?特攻服とかジャージじゃないの?って笑



でもジーっとみたら、やはりヤンチャだったんだろうなー
という感じの雰囲気
優しい顔しているけど吸い込まれるような鋭い目
多分、間違いない
元ヤンだろう
でも顔は綺麗で男前!
タイプではなかったけど
世間の女子はカッコイイと言うであろう
整った顔立ちだった
 


焼肉屋さんの大きな部屋の仕切ってある一角に通され
お友達盛り的なものを注文して彼はコーラ、私は生ビール
もちろん店員さんは飲み物を逆に置いて去って行った 笑


目を見合わせて笑ったのを覚えている
彼はほとんどお酒を飲まない
飲めるけど弱い
見かけとは全く違う人だった



お肉は焼いて私の皿の上にのせてくれる
この感覚、、、なんだろう、、、うーん、、そう、うちのお父さん 笑


「若いのに、お父さんみたい!」と彼に言ったのを今でも覚えている
当時、彼は28歳、私は35歳
もう36歳になっていたかもしれないな
年下とは思えないような包容力というか、、
なにか不思議な感覚に陥った



その後は周辺のドライブをして
11時前にはホテルに送ってもらいバイバイした