自分らしく。

不倫じゃなくて恋だった。あなたを好きになったこと後悔してないよ。

第2話 疑似恋愛



「おはよう」から「おやすみ」まで(ライオン?笑)
毎日やり取りをしていた。電話もした


夜に電話があるときは、子どもの声が聞こえないようにベランダで話した



私には当時、中2、小1、年少さんの3人の宝物がいたから
下の女子2人がうるさい時は
わざと電波が悪いフリをして電話を切った
だって30歳独身の設定だから 笑


そんなやり取りが数か月続いた
久しぶりのドキドキに少し調子に乗ってる自分がいたなぁ
声もちょと可愛く?してみたり?
キモチワル 笑
 



仕事でよく出張することがあった
そんな話をしている時「会おう」ということになって
1回目は私が出張後の飲み会で酔っ払って寝てしまい
ドタキャン。笑



それでも彼は怒ることなく
ラインでのやり取りは毎日続いた
なんかガツガツしてないとこがいいなーって思った




その後の出張の時
私は仕事の飲み会には参加せず彼と焼肉に行くことにした
彼と初めて会う日だ!



全く期待していなかった
だって多分ヤンキーやし
むしろ、一緒に居たくなくなった時の逃げる準備を考えていたくらい笑


私が宿泊するホテルまで迎えに来てくれた
現地集合でよかったのに。。。
自分の車があったほうが逃げれるから 笑



「ついたよ!」って連絡がきた。
ドキドキしながらフロントに鍵を渡し
外に出た
ドキドキ


黒い四駆の車に格好もラフなTシャツ、ジーンズだった気がする
いたって普通
ヤンキーを想像していたから
アレ。。。?特攻服とかジャージじゃないの?って笑



でもジーっとみたら、やはりヤンチャだったんだろうなー
という感じの雰囲気
優しい顔しているけど吸い込まれるような鋭い目
多分、間違いない
元ヤンだろう
でも顔は綺麗で男前!
タイプではなかったけど
世間の女子はカッコイイと言うであろう
整った顔立ちだった
 


焼肉屋さんの大きな部屋の仕切ってある一角に通され
お友達盛り的なものを注文して彼はコーラ、私は生ビール
もちろん店員さんは飲み物を逆に置いて去って行った 笑


目を見合わせて笑ったのを覚えている
彼はほとんどお酒を飲まない
飲めるけど弱い
見かけとは全く違う人だった



お肉は焼いて私の皿の上にのせてくれる
この感覚、、、なんだろう、、、うーん、、そう、うちのお父さん 笑


「若いのに、お父さんみたい!」と彼に言ったのを今でも覚えている
当時、彼は28歳、私は35歳
もう36歳になっていたかもしれないな
年下とは思えないような包容力というか、、
なにか不思議な感覚に陥った



その後は周辺のドライブをして
11時前にはホテルに送ってもらいバイバイした